しばらく充電します
講演や取材などを半年間、ストップしようと思います。
現在ご依頼いただいているものはやらせていただきますので、実質的には今年の下半期がお休み期間ということになるでしょうか。
拙著が出版されたこともあり、講演や取材等のご依頼をいただくことが増えておりますが、一人でお話しする分には拙著をご覧いただくのが過不足なくご説明できる気がします。
同じこと繰り返し話していても飽きますし、やはり一人でお話ししていても自分が得るものは少ないなと実感する今日この頃です。
また、様々な事象が重なり、どうも最近自分自身の仕事や活動がしっくりきていないところがあるというか、ボタンをかけちがっているような感触があります(これは外からはあまり感じられてないと思いますが)。
一度自分自身の仕事や活動を冷静に見つめ直したい、という気持ちが強くなってきており、しばらくインプットに専念したいということです。
と言っても、しばらくはご依頼いただいている講演や取材等がありますし、半年間なんてあっという間ですよね。
あと、SNSやブログは続けるつもりなので、あんまり変わらないかもしれないですね。
ミュージック・マガジン拙稿「音楽業界におけるライツ・ビジネスとお金のしくみ」の参考文献
少し前の話しになりますが、ミュージック・マガジン2017年4月号の「【特集】JASRACと音楽著作権」に「音楽業界におけるライツ・ビジネスとお金のしくみ」という記事を寄稿させていただきました。
本稿は東條岳弁護士による「アプリxウェブサービスx音楽著作権の最新法務」という講演資料を参考資料として作成させていただきました。したがって、概念の整理や問題意識の一部はその資料に拠っています。
本来、参考文献として掲載させていただくべきでしたが、誌面の都合もあり掲載できませんでしたので、改めてこちらでご報告させていただきます。
東條先生、ありがとうございました。
法のデザイン
2016年を振り返る
2016年のうちに何かポストしておかなければ。
ということで、今年の振り返りです。今日も10分で書く。
まず、今年の出来事として個人的に一番大きかったのは塩野入弥生弁護士の加入でした。
彼女はクレバーで、スピーディーで、ハートフルでもあって、弊所の海外案件の質を一段、いや数段上げてくれました。
他のジャンルではもう普通になってきている、同世代の、志を共にする仲間とのスピーディーな協働って、ロイヤーだとこういうことなんだなと感じています。
来年も彼女と刺激的な多くの案件で協働できることが楽しみです。
テレビもありました。随分昔のことのように感じます。
苦手なことをわざと自分にぶつけて無理やり変化させる、ということを自らに課す習性があり、変化できたのかはわかりませんが、色々勉強になったのはたしかです。
祈願だったリーガルデザイン・ラボの設立が実現できたのもうれしかった。
慶應義塾大学SFC研究所|ラボラトリ|リーガルデザイン・ラボ
これから5年、精力的に活動していきたいと思っていますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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さて、来年ですが、まず年始に自宅の引越しがありますが、仕事でもいくつかの楽しみなプロジェクトがすでに動き出しています。
また、顧問料も月6万円から7万円に増額です。
そして、そして、本来今年出るはずだった単著がフィルムアート社から2月に刊行されます。絶賛校正作業中なわけですが、これも世の中にどのように受け止めてもらえるのか、こわいような、楽しみなような気持ちです。
ということで、みなさま、良いクリスマス&良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
星野源『恋』のライセンス?構造
ちょっと仕事に煮詰まったので、10分だけ逃避としてブログを書かせていただきます。
随分久しぶりの更新になってしまいました。
さて、私はテレビを持っていないのでまだ未見なのですが、星野源と新垣結衣が出演しているテレビ・ドラマ『逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)』の主題歌である星野源『恋』の楽曲を「恋ダンス」動画に利用するかぎりは削除手続きをしない、という対応が話題となりました。
恋チュンとかファレルの『HAPPY』とかは明示的には言ってなかったのではないかと思います。
動画削除の手続きをしない条件として、
- 「恋ダンス」動画に利用すること
- CDや配信で購入した音楽を使用していること
- ドラマのエンディングと同様の90秒程度であること
- ドラマ放送期間中であること
- YouTubeであること
- 動画を営利目的では利用する等、利用方法が不適切であると判断されないこと
が挙げられています。
個人的には、
- 「動画削除の手続きをしない」ことと、楽曲の利用許諾を意味するのか
- 振付けの権利についてもライセンスされているのか
- YouTubeに限定していることはコンテンツIDとか収益確保が可能だからなのかなあ
- ドラマ放送期間後の取扱いはどうなるのか
みたいなあたりが気になりましたが、基本よく考えられていると思います。
なんというか、このあたりのオープン・クローズ戦略ってだいたいぼくのなかでも塩梅に答えが出てきたように思いました。
時間があったら、またまとめてみたいですね。
ということで10分経過してしまったので、このあたりで…。