2018年
新年、本ブログでのご挨拶が遅れてしまいました。
とはいえ、このまま何も書かないわけにもいかないので、新年最初のエントリーをさくっと書いてみたいと思います。
昨年(2017年)は、12月に伊藤、平林と新しい事務所の立ち上げという大きなイベントがあったばかりですが、個人でも単著を上梓したり、日本のインターネット史に残るかもしれない2つの案件を含む、多くの刺激的な案件に関わらせていただく等、(勿論そのすべてで満足のいく結果が出たわけではありませんでしたが、)間違いなく充実した年ではあったように思います。
8月は創業期から顧問弁護士としてサポートさせていただき、直近は監査役を務めていた株式会社カブクが無事にイグジットし、監査役はお役御免となりましたが(弁護士の仕事は継続させていただいております)、このたびご縁をいただき12月から新たに株式会社tsumugの監査役に就任しました。
tsumugは次世代コネクテッドロック「TiNK」を開発中の注目のスタートアップです。
改めて振り返ってみると、何気にこれまで役員を務めた会社は全てイグジットしているジンクスがあることに気づいたので、tsumugもきっとおもしろくなるでしょう(笑)。
2018年も、積極的に仕事と趣味を公私混同しつつ、新しい案件やクライアント、友人知人との邂逅を楽しんでいきたい所存です。
分野としては、個人的には変わらず人工知能やビットコイン/ブロックチェーン(DLT)/スマートコントラクト、3Dプリンティング、ゲノム編集、プレイスメイキング/タクティカルアーバニズムなどがアツいですが、最近では感度が高くないとされる弁護士の方でもこの辺りを熱心に追いかけている方もいらっしゃるので、私としてはまあそういう感じはもういいかなあと。
特に、人工知能なんかはもはや当たり前のリテラシーという気もしますし(もちろん依然として難しい議論は多くあります)。ビットコイン/ブロックチェーン/スマートコントラクトやゲノム編集もいま加熱しているコア部分の周辺からまた別のブレイクスルーとなる技術やビジネス、カルチャーが出てくるのではないかと思います。
そうなると、少し抽象的な言い方になりますが、それをやってる、よく知っているということもさることながら、その技術や分野をどういう風に見てとるか、どのように社会と突合していくのか、ということを自分なりの大局的な視座を持って眺められることの方が大事なのではないかと。
天邪鬼な性格もあると思いますが(苦笑)、たとえば、3Dプリンティングにいま熱中しているロイヤーなんていないわけです。
ブーム的な人ってどうせすぐいなくなるし、「次はこれだ!」的なブームに乗るのではなく、自分が本当にエキサイトできる技術やカルチャーをしっかり見ていきたいし、そうあるべきだなと。
そういう気分に至っているところです。
2018年の具体的な目標としては、
- 早期に2人目のアソシエイトを獲得する
- スキルアップのための学習を習慣化する
- 現金と(可能なかぎり)決別する
- SiriやAlexaなどの音声入力を使いこなす
- 定期的に運動する
- 海外に行く機会を増やす
を掲げたいと思います。
また、遅ればせながら、昨年くらいから美術品(と呼ばれるようなもの)の収集を少しずつ始めています。
コレクションと呼べるようなものには程遠いですが、自分の背の丈に合った身近な作品を少しずつ買い集めていきたいと思っています。
もし、おすすめの作品などありましたら、お知らせください。
Siriの音声入力が飛躍的に向上しているため、本エントリーも音声で下書きを入力してみました。
それでは、2018年もどうぞよろしくお願いいたします。