OCWとクリエイティブコモンズ
JOCWにおいて、「OCWとクリエイティブコモンズ」について話ししてきた。
少人数の勉強会形式ではあったものの、北海道大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学からキーパーソンが集まった会で、議論のレベルも高かった。
OCWとは、「Open Course Ware」の略で、米国MITで始まった、大学等で単位取得の対象となる講義とその関連情報をインターネット上で無償公開する活動である。
同じくEラーニングとしては、MOOCs (Massive Open Online Cources)とかOER (Open Educational Resources)とかもあるが、OWCは「正規に提供された講義」であるという点がポイントであると理解している。
クリエイティブコモンズの話としては、教育資源の分野で採用数が伸びていることが最新のレポートでも明らかになっていることをお伝えした。
質問は、CCライセンスの実際の使い方(表示の仕方など)や、著作権法上の「引用」などに集中した。
OCWは、コンプライアンスが叫ばれる大学の公式資料となる以上、資料の権利関係については特にセンシティブにならざるをえないようだ。クリエイティブコモンズの話だったが、最終的にはいつも著作権の話に行き着く(クリエイティブコモンズは著作権のハックだから当然といえば当然なのだが)。
OCWとクリエイティブコモンズの実務については、一度どこかでまとめて書いておきたい。