水野祐(@TasukuMizuno)のブログ

弁護士ですが、「リーガル・アーキテクト」という意味での法律家というつもりで生きています。Twitter: @TasukuMizuno / Lawyer / Arts and Law / Creative Commons Japan / FabCommons (FabLab Japan) / All tweets=my own views≠represent opinion of my affiliations

ステラ・マッカートニー事件判決について原告代理人が思うこと

原告代理人を務めたステラ・マッカートニー事件が3年近くの時を経て、原告敗訴で確定し、終結した。 本来、敗訴した側の代理人弁護士に語る言葉などない。 しかし、日経アーキテクチャに掲載された下記記事(有料記事)に対して様々な意見が集まっていること…

デザイナー鈴木一誌さんとの対話

雑誌『アイデア』378号掲載されたデザイナー鈴木一誌さんとの対談記事「ポストインターネット時代の法とデザイン 知恵蔵裁判からクリエイティブ・コモンズまで」がウェブ公開されました。 今週末発売の『アイデア』379号の鈴木一誌特集の予告編としての公開…

『インターネットは自由を奪う』解説を書きました

『インターネットは自由を奪う』という本の解説を書かせていただきました。 書籍の解説を担当させていただくのは、初めての経験になります。 インターネットは自由を奪う――〈無料〉という落とし穴 作者: アンドリューキーン,Andrew Keen,中島由華 出版社/メ…

しばらく充電します

講演や取材などを半年間、ストップしようと思います。 現在ご依頼いただいているものはやらせていただきますので、実質的には今年の下半期がお休み期間ということになるでしょうか。 拙著が出版されたこともあり、講演や取材等のご依頼をいただくことが増え…

ミュージック・マガジン拙稿「音楽業界におけるライツ・ビジネスとお金のしくみ」の参考文献

少し前の話しになりますが、ミュージック・マガジン2017年4月号の「【特集】JASRACと音楽著作権」に「音楽業界におけるライツ・ビジネスとお金のしくみ」という記事を寄稿させていただきました。 本稿は東條岳弁護士による「アプリxウェブサービスx音楽著作…

法のデザイン

初の単著を上梓することになりました。 タイトルは「法のデザイン」。 www.amazon.co.jp 法的な視点から、創造性やイノベーションを阻害せず、むしろ加速させるためにできることがあるのか、できるとしてそれはどのようなことか、どのような点に注意しなけれ…

2017年謹賀新年

明けましておめでとうございます。 昨晩はティム・ウー『マスタースイッチ』を読んでいたら、いつの間にか年が明けてました。 2月に出る単著も年末年始で仕上げにかかってます。 BGMはカニエ・ウェストの『The Life of Pablo』。 本の中にも出てきます。 写…

2016年を振り返る

2016年のうちに何かポストしておかなければ。 ということで、今年の振り返りです。今日も10分で書く。 まず、今年の出来事として個人的に一番大きかったのは塩野入弥生弁護士の加入でした。 www.yayoishionoiri.com 彼女はクレバーで、スピーディーで、ハー…

星野源『恋』のライセンス?構造

ちょっと仕事に煮詰まったので、10分だけ逃避としてブログを書かせていただきます。 随分久しぶりの更新になってしまいました。 さて、私はテレビを持っていないのでまだ未見なのですが、星野源と新垣結衣が出演しているテレビ・ドラマ『逃げ恥(逃げるは恥…

Sade "By Your Side"

友人が36歳の若さで旅立ってしまった。元から好きな曲だったけど、特別な曲になってしまった。 どうか安らかに。 www.youtube.com

『シン・ゴジラ』は製作委員会方式を終わらせるのか?

www.shin-godzilla.jp 先週土曜に遅ればせながら『シン・ゴジラ』を観てきた。 ※以下、若干ネタバレになる可能性があるので、まだ観ていない方は観てからご覧いただいたほうがよいかもです。 いつものごとく、前情報を極力入れずに、久しぶりの日本映画の大…

自主規制について

昨日(6/19)に自主規制に関するイベントに出演しました。 www.cinra.net その際に使用したメモを公開しておきます。 「コメント可」にしているので、もしよければコメントしてください。 docs.google.com

小ささ(Lessness)について

「小さいけど、最高のチームを作りたい。」 インディペンデントであること、マイノリティであることに共感を持ってきた自分にとって、以前は「小さい」ことへのこだわりは常に強がりと裏腹だった。 でも「小ささ」が武器であるということに確信できるように…

「〜法」と名付けられる前に

「何法の専門なんですか?」とよく聞かれる。 著作権法などの知的財産法の専門家であると説明することが多いけども、30社強の会社の顧問をやっていると、日常的な契約法務から投資契約、取締役会手続、雇用、業務委託、債権回収、賃貸借など、様々なシチュエ…

テレビを前にして

テレビ論のマスターピースとされる萩元晴彦、村木良彦、今野勉『お前はただの現在にすぎない −テレビになにが可能か』において、テレビはジャズに喩えられている。 ジャズのように、即興で、インタラクティブな「現在性」こそが、テレビの可能性であると唱え…

『なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか』を読んで

本田直之『なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか』を読んだ。 www.amazon.co.jp 野球やサッカーなどのスポーツ選手が世界で活躍する姿に脚光が集まるなかで、世界でレストランや料理界で大活躍している日本人の料理人、シェフはまだ注目されていない。…

2016年度からのタイムチャージ

おはようございます。新年度ですね。 本日から法人のお客様のタイムチャージを15,000円/hから20,000円/hに上げさせていただきます(すでに顧問契約済みのお客様は据え置き、個人のお客様も10,000円/hで据え置きです)。 よろしくお願いいたします。 さて、弁…

フットボール・リークス(Football Leaks)とスポーツ契約

「ウィキリークス」ならぬ、「フットボール・リークス」(以下「FL」)というウェブサイトがサッカー業界を揺るがしている。 FLは、サッカー業界の秘密情報を暴露するウェブサイトであり、特にC・ロナウド、ギャレス・ベイルやメスト・エジルなどの著名選手…

オープンアクセス(OA)とクリエイティブコモンズ(CC)

日本科学技術振興機構(JST)において、「オープンアクセス(OA)とクリエイティブコモンズ(CC)」と題して講演してきました。 使用したスライドを公開しました。 オープンアクセス(Oa)とクリエイティブコモンズ mizuno031116 from Tasuku Mizuno w…

OCWとクリエイティブコモンズ

JOCWにおいて、「OCWとクリエイティブコモンズ」について話ししてきた。少人数の勉強会形式ではあったものの、北海道大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学からキーパーソンが集まった会で、議論のレベルも高かった。 OCWとは、「Op…

佐藤優さんとの対談

『FILT』というウェブマガジン(紙バージョンもあり)で、作家の佐藤優さんと対談させていただいた。『右肩下がりの君たちへ』という佐藤さんの連載企画に声をかけていただいたのである。 filt.jp 佐藤さんの本は、『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれ…

ブラード・ラインズ事件 -音楽の著作権とコモンズの危機

Mark Ronson「Uptown Funk」と権利主張者の増加 雑誌「ミュージック・マガジン」2016年1月号(特集ベスト・アルバム2015)に気になる記事があった。長谷川町蔵氏による記事で、マーク・ロンソンがブルーノ・マーズをヴォーカルに迎えた2015年の大ヒット曲「…

新国立競技場の類似問題

新国立競技場のザハ・ハディド案と隈研吾案の類似問題については、大きく分けて「契約違反」、「著作権」、「営業秘密」の3つの問題がある。 契約違反について まず、ザハとJSC、ザハと大成建設、それぞれとの間の契約違反の問題がある。 いずれの契約におい…

顧問契約について

「顧問契約の内容を教えてほしい」というご要望を時々いただくので、「ここを見てください」と言えるように、顧問契約についてのぼくの考えについて簡単に書いてみる。 弁護士の契約形態 弁護士とクライアント(依頼者・顧客)との契約形態は、大きく分けて2…

祖父

祖父・金子繁治が1/12に亡くなった。 95歳だった。 1/2に会ったときも「幸せな人生だった」と言っていたが、ぼくからもそのように見えた。 祖父は海軍で特攻隊員として訓練を受け、その後定年まで自衛隊にいた。 退役後は趣味で山を登り、絵を描き続けた。 …

2016謹賀新年、そして独立から3年

2013年1月にシティライツ法律事務所を開設して、今日でちょうど3年が経過した。 2013年6月に平林健吾弁護士がパートナーとして参画し、2015年4月には倉﨑伸一朗弁護士がアソシエイトとして加入した。これにより弊所のチームは3名体制となった。 設立当初のこ…